『負けるが勝ち』 重松 昌二郎さん ライバー

本気で3次元の世界を楽しむために196カ国を目指し、世界を飛び回るライバーの重松 昌二郎さん。通称全知全能の神『ゼウス』と呼ばれている。

そんな規格外の彼の美学は、

『負けるが勝ち』

今までの過程で、様々なことに挑戦し経験した結果、勝ちに拘るのをやめたからと彼はいう。

柔整師を目指し無事試験にも合格し、合格発表当日に整骨院を開業する。それから10数年が経ち現在は整骨院院長兼ライバーとして活躍中。

上記の内容が簡単に書いた彼の経歴である。これでも本当に本当に割愛させていただいた。

『負けるが勝ち』...その美学に至るまで彼はビジネスという勝負の世界で生きてきた。好きな曲は、尾崎豊の『僕が僕であるために』であった。その歌詞は、

〜僕が僕であるために勝ち続けなきゃならない〜

好きな曲にも出ているようにずっと戦い続け、勝っても勝ち続けるように、負けても次勝つために...

そんな中、ある日疲弊している自分に気付く。本当に人生を楽しんでいるのか...勝負の世界(ビジネスの世界)に終わりがないことに気付く。それと同時に勝負の本質にも気付く。

それから戦うことも勝つこともやめて『無敵』を追い求めた。彼のいう『無敵』とは、強くなることではなく皆んなに愛され応援されて敵をなくすこと。

勝負という概念から離れ、目の前のひとをどうしたら喜ばせ気持ちよくさせるか。人に寄り添う生き方に変えた。また自分が楽しいと思えるワクワクすることもすべて挑戦する。

それから15年、重松さんの周りビジネスで大成功している人からも『人生本当楽しそうだね、羨ましい』とまで言われるようになった。

勝負という概念から離れ人を喜ばせる『負けるが勝ち』それは、相手に花を持たせ自分は自分のやりたいことをする。

『やっぱりこの言葉、負けるが勝ちだな』といいながらインタビューを終えた彼の顔は一抹の哀愁を漂わせながらも目は少年のようにキラキラしていた。